川上康則さんより「専門性がある」という自負がまねくマイナス効果

教員の「専門性向上」というのはとても重要なテーマです。

特に特別支援教育というのは、一般の教員の専門性の上に立ちますからより高い専門性が求められるでしょう。

その上にICTも必要だなんて・・・

しかし、気をつけなければならないのは、自分は「専門性がある」と自覚した時点で陥りやすい間違いが起こってしまうかもしれない。

そんなことも気になります。

自分自身は確かに

特別支援教育を専門にはしているが専門性があるなんて事はいつまで経ってもいえない性分です。

学んでいないと自信がありません。

その意味では、ICTというのは

これで完成

みたいなものがなく、常に新しいものが出てくるので、学び直しがあって良いように思います。

人によっては、新しいことを勉強しなければならないなんて大変って思うのでしょうけど。

さて、上記の図は川上康則さんがFacebookに書かれていたものを転載させてもらいました。

「専門性」は、どうあれば育つか

(堀内、2006を参考に)

  1. とにかく現場で沢山恥をかくことから。うまくいかなくて泣く、もがくは原動力になる。
  2. 成功体験を積み、自信を付けると少しばかり育つ。
  3. やがて「井の中の蛙」であったことに気づき、打ちのめされると、もっと育つ。
  4. すべてを知ることはできないことを理解する。全知全能はありえない。新しいことが常に訪れる。
  5. 常に謙虚に。自分の実践・見識をアウトプットして定着する。

(川上康則さんのFacebookより)

 

「専門性がある」という自負がまねくマイナス効果

(堀内、2007を参考に)

  1. 情報の囲い込みや出し惜しみになりやすい
  2. 専門性があると自認している領域で,自分に相談なく物事が進められることに強い嫌悪感をおぼえるようになる
  3. 言葉の使い方や知識の適用に「過剰に」厳密になる
  4. 言質を取られるのを嫌いはじめる
  5. 自分が自覚する専門領域以外を認めようとしなくなる

(川上康則さんのFacebookより)

どれも気をつけなければならない視点ですね。反省しきりです。

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